ジュエリー製作の部屋

ジュエリー製作の部屋(鍛造製作)オーダージュエリーリフォーム製作工程1

いよいよジュエリー工房内部での婚約指輪・結婚指輪や
オーダーメイド・リフォームジュエリー製作中の様子を少しだけ紹介いたします。
工房内での撮影は当社のクラフトマンは集中力がそがれるため、
とても嫌がっているのですが、無理を言って撮影しました。どうぞ御覧下さい。
まずは地金を溶かしてから叩いて伸ばして製作する鍛造製作です。

 

当店の近所にある大手製鉄会社の溶鉱炉のようですね。実際はすごく小さい炉です。
こうして金やプラチナなどの貴金属を溶かしていきます。
ちなみに溶かすときの温度は金でおよそ1000℃、プラチナで1800℃ほどになります。

 

こうして貴金属専用のガスバーナーを使って溶かしています。
お客様からお預かりした形見のジュエリーをそのまま使って
リフォームする場合もこうして時間をかけてゆっくり溶かしていきます。

溶かした地金が冷めたら今度は形を整えていきます。
まずはハンマーを使って平らな角棒の形にします。
しっかり叩いて地金を鍛えます。(鍛造製作)
日本刀を製作するときと同じ工程になります。
しっかり鍛え上げることで硬く強度が高い付け心地のよい指輪になります。

そしてローラーを使って厚みを均一にして形を整えていきます。
綺麗に仕上がるまで何度も何度も繰り返しローラーに通していきます。
とても根気の要る作業になります。

 

叩いて伸ばして鍛造した金属を丸めて少しずつ指輪の形に整えていきます。
そして仕上げをすれば完成です。
右のペアリングは上記の工程でご両親からの形見の指輪から
溶かして鍛造製作した結婚指輪です。

ジュエリー製作の部屋(鍛造製作)オーダージュエリーリフォーム製作工程2

次はワックス(ロウ)を彫ったり削ったりして指輪の形に整えてから
それで石膏で型を取り地金を流し込んで製作する鍛造製作です。
こちらは現在主流になっている製作方法ですが古来から指輪だけでなく
様々な製品がこの方法によって生み出されています

 

まずはワックスをリューターなどの工具で彫って
指輪の形に整えていきます。

完成したワックスモデルは専門の鋳造メーカーへ依頼して鋳造してもらいます。
10日ほどで地金の指輪ができあがります。

 

出来上がった鋳造後の指輪は石留め用の穴を開けたり
バフで磨きをかけて仕上げをしていきます。
徐々に指輪が出来上がっていく様子が分かりますね。
右下の画像は大型のバフモーターで磨きをかけているところです。

 

このような工程を経て指輪が出来上がりました。とっても素敵な指輪になりましたね。
ほんの1部の工程のみ掲載しましたが、実は指輪が出来上がるまでにはとても多くの
手間がかかっており、セリオの工房では1点ずつハンドメイド(手作り)で丁寧に製作しています。

年齢的にはまだ若いですが職人歴は
既に10年以上のベテランです。
手先はかなり器用で職人になったばかり
のころから腕がいいと評判になってました。
お客様からお預かりした石を割ってしまったりとか、
取り返しのつかない傷をつけてしまったなどという失敗は
いまだ一切ありません。これってかなり凄いことなんですよ。
職人としての腕前は超一級品です。
店長が自信をもって推薦する熟練の職人です。
オーダーメードとリフォームは責任をもって
製作させていただきますので安心して
おまかせください。