結婚指輪のまめ知識
- 指輪をはめるという風習は有史以来存在し、はめる指により指輪に意味があるとされている。 左手の薬指につける指輪は「結婚指輪」とされ「聖なる誓い」の意味が付される。
- このインタリオ(彫刻)は、お客様の知り合いのディーラーの方と長年取引のあるフランスの 貴族出身の ディーラーの方から購入されたとのことで、もともとは ジュエリーコレクターである貴族が所有していた大変貴重なジュエリーなのだそうです。このインタリオが製作されたのはなんと遥か昔の紀元前1世紀ごろとのこと。古代ローマ時代のイタリアで男性が女性へプレゼントするためにオーダーメイドで当時の職人に製作を依頼したよう
《指輪の起源》
現存する最古の指輪は、古代エジプトの墳墓から発見されたもので、第12王朝ごろから
指輪に不死を象徴するスカラベを彫り込んだり、台座に止めたデザインのものが特に
目立っている。
ずっしりと重い純金製で単調なデザインのものや、象牙、琥珀のものがあり、一般
市民の間には青銅、ガラス、陶製のものがあった。
古代ローマにおいては印鑑としてももちいられていたようです。
スカラベ:甲虫類のコガネムシ科に属する甲虫の一種で、古代エジプトでは、創造神ケプリの象徴
とされ、太陽神と同一視された聖甲虫である。再生、復活の象徴として崇拝され、スカラベをかたどった石や印章などが作られた。
結婚指輪と言えば左手の薬指にはめるもの。
では、なぜ左手の薬指なのでしょう?
一説には、常にはめているのに左手の薬指が一番邪魔に
ならないという現実的な理由もあるようですが、その昔、
古代ギリシャ時代に左手の薬指の血管は、心臓にまっす
ぐ繋がっていると考えられ、愛の血管、恋の血管などと呼
ばれており薬指に誓いのリングをはめるということは「永遠
の愛」を意味すると伝えられたことが始まりだったそうです。
この習慣、日本では左手の薬指が一般的ですが、国や宗
教によっては、右手の薬指にはめることもあったり、結婚に
限らず片想いの相手に想いが通じるように、愛が強くなりま
すように、といったおまじない的な使われ方をするところもあ
るそうです。